「スーパーSALEやお買い物マラソンの時は売れるけれど、イベントがない日の売上が停滞している」「RPP広告を出してアクセスは増えたのに、転換率(CVR)が低くて赤字になってしまう」「毎日やるべき作業が多すぎて、結局何から手をつければいいのか分からない」そんな課題を抱えている店舗さまは多いです。
売上が伸び悩んでいる店舗の多くは、この変数のどこにボトルネックがあるかを特定できず、闇雲に広告費をかけたり、安易な値下げに走ったりして課題を感じている企業さまは多いです。
本記事では、楽天市場で成果を出すための「50の施策」を体系的に解説します。
TSUMUGUでは「広告で集客してもCVRが低く赤字」「セール時以外はほとんど売れない」企業さまに、「楽天市場グロース支援」のコンサルティングサービスを提供しています。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら
楽天市場で勝つためのマインドセット
具体的なテクニックの話に入る前に、まずは「戦う場所」のルールを正しく理解する必要があります。Amazonや自社ECサイトでの成功体験が、楽天市場では通用しないことが多々あるからです。
楽天は「巨大な商店街」であり「お祭り会場」である
Amazonが「目的の商品を最短・最安で買うための自動販売機(カタログ型)」だとすれば、楽天市場は「店ごとの個性を楽しみながら買い物をする商店街(店舗型)です。
楽天ユーザーの多くは、単に商品を検索するだけでなく、「ランキングを見回る」「お買い得商品を探す」「ポイント倍率の高い店を探す」といった回遊(ウィンドウショッピング)を楽しんでいます。
そのため、無機質に商品を並べるだけでは選ばれません。「この店で買うとお得だ」「店長さんの対応が良さそうだ」「なんだか楽しそうだ」という、店舗そのものの魅力(エンターテインメント性)が、Amazon以上に重要になります。
楽天SEOの本質は「実績」にある
Googleなどの検索エンジン対策とは異なり、楽天内検索(楽天SEO)のアルゴリズムは、売れている商品が、さらに売れやすくなるように設計されています。
具体的には、以下の要素が検索順位に強く影響します。
- 直近の売上件数・売上金額(最も重要)
- 商品レビューの数と評価点
- 商品名のキーワード適合度
つまり、一度売れるサイクルに入れば、検索順位が上がり、さらにアクセスが増え、また売れるという「好循環(フライホイール)」が回り始めます。逆に言えば、新規出品したばかりの商品は、黙っていても誰の目にも止まりません。
だからこそ、最初の初速(ロケットスタート)を作るための「広告」や「販促」が、投資として不可欠になるのです。
絶対に間違えてはいけない「施策の順番」
多くの店舗運営者様が陥る最大の罠。それは、ページが整っていない状態で、アクセス(広告)を集めてしまうことです。
想像してみてください。底に穴の空いたバケツ(=魅力のない商品ページ)に、高価な水(=広告費)を一生懸命注いでいる状態を。これでは水はすべて漏れ出し、お金が無駄になります。楽天市場で勝つための正しい手順は、以下の通りです。
- ①【転換率(CVR)】:穴を塞ぎ来た人が確実に買ってくれる「最強の受け皿」を作る。
- ②【アクセス数】:受け皿ができたら、広告やSEOで水を大量に注ぎ込む。
- ③【客単価】:水が溜まるようになったら、まとめ買いなどで利益率を高める。
この順番を間違うと、いつまで経っても利益は残りません。「まずは広告」と焦る気持ちを抑え、まずは足元の「転換率」を固めることから始めましょう。次章からは、この順番に従って、具体的な施策を一つずつ解説していきます。まずは、アクセスを無駄にしない受け皿(商品ページ・店舗作り)」です。
【転換率(CVR)】アクセスを無駄にしない「受け皿」を作る
「広告費をかけて1,000人を集めたのに、1個しか売れなかった(転換率0.1%)」「同じ商品を扱っているライバル店は飛ぶように売れているのに、自店は鳴かず飛ばずだ」
もしこのような状況なら、問題は集客ではなく、あなたの店舗の「接客力(ページ作り)」にあります。リアル店舗で例えるなら、お客様を無理やり店内に連れ込んだものの、棚はスカスカ、店員の愛想も悪い状態で「買ってください」と言っているようなものです。
楽天市場における平均的な転換率は2〜3%と言われていますが、売れる店舗はここを5%、10%まで高める努力をしています。穴の空いたバケツを修復し、来たお客様を確実に購入へ導くための「4つの鉄則」を見ていきましょう。
「サムネイル(商品画像1枚目)」は店の看板であり、命である
楽天市場において、サムネイル(検索結果に表示される1枚目の画像)は、お客様が最初に目にする「看板」です。ここでクリックされなければ、どんなに素晴らしい商品ページを作っても、存在しないのと同じです。
さらに重要なのは、サムネイルの質は、クリック率(CTR)だけでなく、転換率(CVR)にも影響するということです。「お、良さそうだ」と期待値を高めてクリックさせるサムネイルは、ページに入ってからの購買意欲を維持させます。
【鉄則1】ガイドラインの「20%ルール」を逆手に取る
現在、楽天のガイドラインでは「商品画像1枚目は白背景」「テキスト要素は全体の20%以内」というルール(SKUプロジェクトによる規定)があります。これを「文字が入れられない」と嘆くのではなく、「20%のスペースで何を伝えるか」に全力を注いでください。
- 実績権威:「楽天ランキング1位」「累計◯万個突破」のメダルアイコンを入れる。
- 限定性:「P10倍」「クーポン有」などの帯を入れる。
- 視認性:スマホで見た時に、商品が小さすぎませんか?余白を削り、商品をギリギリまで大きく配置してインパクトを出してください。
スマホファーストの「縦長LP」で不安を払拭する
楽天ユーザーの7〜8割は、スマートフォンからのアクセスです。PC画面でページを作って「完璧だ」と満足していませんか?今すぐ自分のスマホで自店の商品ページを見てください。
売れる商品ページ(LP:ランディングページ)には、必ず以下の「黄金構成」が組み込まれています。
【鉄則2】ファーストビュー(FV)で3秒以内に心を掴む
スマホの画面を開いた瞬間(ファーストビュー)に、以下の情報が入っている必要があります。
- キャッチコピー:誰の、どんな悩みを解決する商品なのか?
- 権威付け:ランキング1位、雑誌掲載、有名人愛用などの「信頼できる証拠」。
- オファー:「今ならクーポンで500円OFF」「ポイント5倍」などの「今買う理由」。
お客様はせっかちです。最初の3秒で「自分に関係ない」と判断されたら、即離脱されます。
【鉄則3】「機能」ではなく「ベネフィット」を語る
スペック(サイズや成分)の羅列は、ページの下部で十分です。前半部分では、「この商品を使うと、あなたの生活がどう良くなるか(ベネフィット)」を写真と文字で具体的にイメージさせてください。
×:この掃除機は吸引力が200Wです。
◎:微細なホコリも逃さないので、赤ちゃんが床で寝転んでも安心です。
レビュー(社会的証明)は「資産」として積み上げる
ネット通販において、お客様が最も信頼するのは「店側の言葉」ではなく「第三者の声(レビュー)」です。レビュー数が0件の商品と、10件の商品では、転換率に倍以上の開きが出ると言われています。
【鉄則4】レビューは「待つ」のではなく「取り」に行く
自然にレビューが集まるのを待っていてはいけません。「次回使えるクーポン」や「保証期間の延長」を特典にして、レビュー投稿を強く促してください。
特に重要なのが、商品発送後に送る「フォローメール」です。「無事に届きましたでしょうか?」という丁寧なメールの中に、レビュー投稿用のURLと特典案内を記載するだけで、投稿率は劇的に改善します。RMSの自動配信メール機能を必ず設定しましょう。
【鉄則5】低評価レビューこそ、店舗対応の見せ場
星1や星2のレビューがつくと落ち込みますが、放置は厳禁です。これから購入するお客様は、良いレビューよりも「悪いレビューに対して、店がどう対応しているか」を見ています。
「この度は不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。代替品の手配についてご連絡いたしました」といった真摯な返信があれば、逆に信頼度は上がります。低評価はリカバリーのチャンスと捉えてください。
「あす楽」と「39ショップ」は参加チケットである
配送スピードと送料設定は、もはやサービスではなく「参加資格」に近い要素です。
【鉄則6】「明日届く」が最強のCVR対策
欲しいと思った商品を、すぐに手に入れたいのが人間の心理です。「あす楽(翌日配送)」に対応しているだけで、転換率は確実に上がります。物流倉庫(RSL:楽天スーパーロジスティクスなど)を活用し、土日祝日も出荷できる体制を整えることが、長期的な競争力になります。
【鉄則7】39ショップ(送料無料ライン)の損益分岐点
「3,980円以上で送料無料」になる39ショップへの参加は、利益率を圧迫するため躊躇する店舗様も多いでしょう。しかし、楽天内の検索アルゴリズムにおいて、39ショップ対応商品は優遇される傾向にあります。
また、ユーザー心理として「送料別の1,000円」より「送料込みの1,500円」の方が選ばれやすいのが楽天の特徴です。単品での利益額が減ったとしても、転換率とアクセス数が上がることで、トータルの利益額が増えるケースがほとんどです。まずは主力商品だけでも送料込み価格に設定し、テストすることをおすすめします。
この章では、アクセスを売上に変える「受け皿作り」について解説しました。商品画像、LPの構成、レビュー対策、配送スピード。これらを整えるだけで、広告費をかけずとも売上は伸びていきます。
準備が整ったところで、次はいよいよ「アクセス数」を増やすための検索対策と広告戦略について解説します。
【アクセス数】圧倒的な集客を生む「検索」と「広告」の技術
「良い商品を作れば、誰かが見つけてくれるはず」残念ながら、5万店舗以上が存在する楽天市場で、それは幻想です。
楽天という巨大なジャングルの中で、あなたのお店を見つけてもらうためには、明確な「地図(検索キーワード)」と「案内板(広告)」が必要です。ここでは、無駄なコストを抑えつつ、購買意欲の高い濃厚なアクセスを集めるための技術を解説します。
楽天SEO(検索対策)の具体的ハック
楽天SEOにおいて最も重要なのは「売上実績」ですが、その前段階として、検索されるキーワードが商品名に入っているかが大前提となります。どんなに売れていても、お客様が検索する言葉が登録されていなければ、検索結果には1ミリも表示されません。
【鉄則8】「サジェストキーワード」を網羅せよ
商品名を考える時、自分の感覚で単語を選んでいませんか?必ず、楽天の検索窓にお客様が打ち込んでいる「サジェスト(予測変換)キーワード」を使ってください。
例えば「スマホケース」と検索窓に入れると、自動的に「スマホケース 手帳型」「スマホケース iphone13」「スマホケース おしゃれ」などが表示されます。これらは、実際に多くのユーザーが検索している「需要のある言葉」です。これらを商品名やキャッチコピーに漏れなく盛り込んでください。
【鉄則9】重要なキーワードは「一番左」に置く
楽天の検索アルゴリズムは、商品名の左側にある言葉ほど重要視します。また、スマホの検索結果一覧では、商品名の最初の15〜20文字程度しか表示されません。
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「加湿器」「卓上」「アロマ」といった、検索ボリュームの大きい「ビッグワード」を必ず左端に配置しましょう。型番や【送料無料】などの装飾語句は右側(後ろ)で構いません。
【鉄則10】ディレクトリIDとタグIDは「住所」である
商品登録時に設定する「ディレクトリID」と「タグID」。面倒だからと適当に設定していませんか?実はこれ、致命的な機会損失です。
ユーザーが検索後に「絞り込み検索(例:色で絞る、サイズで絞る、ブランドで絞る)」をした際、このIDが正しく紐付いていない商品は、検索結果から消え去ります。特にアパレルや靴など、サイズや色の指定が多い商材では、タグIDの正確さがアクセスの命運を分けます。
関連記事:【最新版】正しい楽天SEO対策の方法。初心者でもわかるSEO対策|検索順位を支配する「7つの変数」と上位表示の法則
RPP広告(検索連動型広告)の運用戦略
楽天で最もポピュラーかつ効果的なのが「RPP(Rakuten Promotion Platform)広告」です。検索結果の上位に商品を表示させるクリック課金型の広告ですが、多くの店舗が「ただ設定して放置」し、赤字を垂れ流しています。
【鉄則11】「全商品とりあえず出品」は卒業する
RPP広告の初期設定では、全商品が広告対象になっています。しかし、売れていない(転換率の低い)商品を広告に出しても、クリックされるだけでお金が減っていきます。
広告にかける商品は、「転換率が高く、利益が出るエース商品」または「これから育てたい新商品のエース候補」に絞ってください。売れない商品は「除外商品」に設定し、無駄な出費を止めることが、利益体質への第一歩です。
【鉄則12】「キーワード指定単価」でライバルを狙い撃つ
RPP広告は、通常「1クリック25円」など一律で設定しますが、特定のキーワードだけ入札単価を上げることができます。
例えば、「プロテイン」というビッグワードは競合が多く、CPC(クリック単価)が高騰しがちです。そこで、「プロテイン 女性 ダイエット」のような、より具体的で購買意欲の高い「ロングテールキーワード」に対して、あえて高い単価(例:100円)を設定します。
これにより、本当に買ってくれそうなお客様に対してだけ、競合より上位に表示させることが可能になります。
【鉄則13】「除外キーワード」で無駄クリックを防ぐ
逆に、自社の商品と関係ない検索ワードでクリックされてしまうのを防ぐのが「除外キーワード」設定です。
例えば、高価な本革の財布を売っているのに、「財布 メンズ 激安」という検索で表示されても、クリックされるだけで購入には繋がりません。「激安」「訳あり」「中古」など、自社のターゲット層と合わないキーワードは除外登録し、広告費の漏れを防ぎましょう。
クーポンとポイント変倍による「クリック率」向上
検索結果画面で、商品の下に表示される「アイコン」もアクセスアップに貢献します。
【鉄則14】クーポンは「1円OFF」でもいいから発行する
検索結果には「クーポン」という絞り込み機能があります。また、商品画像の下に赤い文字で「クーポン」と表示されるだけで、クリック率は上がります。高額な値引きをする必要はありません。常に何かしらのクーポンを発行しておき、検索結果での「見え方」を意識してください。
外部流入(SNS)
楽天内部のアクセスだけでなく、外部から人を連れてくることも重要です。
【鉄則15】R-SNS(Instagram/LINE)は資産になる
楽天にはR-SNSというオプションサービスがあります。特にLINE公式アカウントとの連携は強力です。購入商品に同梱したチラシからLINE登録を促し、イベント開始と同時にメッセージを配信する。これにより、楽天の検索順位に依存せず、自社のタイミングで爆発的なアクセスを作ることができます。
また、Instagramで活躍するインフルエンサー(楽天ROOMユーザー)に商品を紹介してもらう施策も、ジャンルによってはRPP広告以上の費用対効果を生み出します。
この章では、攻めの集客について解説しました。正しい商品名と、賢い広告運用。この2つを回すだけで、あなたの店舗への来客数は増えるはずです。
しかし、ただ売るだけでは「忙しいのに儲からない」という罠に陥ります。次章では、利益を確実に残し、経営を安定させるための「客単価(LTV)対策」について解説します。
【客単価(LTV)】利益率を高め、安定経営へ導く
「売上は過去最高を記録した。でも、配送コストと広告費を引いたら、利益がほとんど残っていなかった…」これは、売上が伸び始めた時期の店長様から最もよく聞く相談です。
楽天市場では、送料や手数料(ロイヤリティ)、広告費といったコストがかかります。1,000円の商品を1個売るために500円のコストをかけていては、ビジネスとして成立しません。しかし、同じコストで1,000円の商品を「3個」買ってもらえれば、利益構造は劇的に改善します。
ここでは、お客様に「ついで買い」や「まとめ買い」を自然と促し、1人あたりの購入単価を引き上げるテクニックを紹介します。
「松竹梅の法則」でセット販売をデザインする
人間には、3つの選択肢を提示されると、真ん中(竹)を選びたくなる心理傾向(極端の回避性)があります。これを商品構成に応用し、単価アップを狙います。
【鉄則16】「2個セット」「3個セット」はマストで作る
単品ページしか用意していない店舗様が非常に多いですが、これは機会損失です。消耗品や食品はもちろん、タオルや靴下などの日用品でも、必ずセットページを作成してください。
- 松:5個セット(1個あたり800円)+おまけ付き
- 竹:3個セット(1個あたり900円)← 利益率と買いやすさのバランスが良い
- 梅:単品(1,000円)+送料別
このように並べることで、「単品で買うより3個セットの方がお得だし、送料も無料になるからこっちにしよう」という心理誘導が働きます。また、セット商品は「客単価が高い」ため、RPP広告を出してもROAS(広告費用対効果)が合いやすくなるというメリットもあります。
【鉄則17】「あと1品」の同梱専用商品を置く
「3,980円以上で送料無料」を設定している場合、カゴの中身が3,500円だと、お客様は「あと480円で送料が無料になるのに…」と悩みます。この受け皿として、「同梱専用の500円〜1,000円の商品」を用意しましょう。
- スポンジ、クロスなどの消耗品
- お試しサイズの食品・サプリメント
- ギフトラッピング
これらを「送料無料対策に!あと1品におすすめ」というバナーで商品ページや買い物かご画面で訴求することで、客単価を効率よく底上げできます。
回遊施策:お客様を店舗内に閉じ込める
せっかく自店の商品ページに来てくれたお客様を、そのまま「戻るボタン」で検索結果に帰してはいけません。検索結果に戻れば、そこには競合他社の商品が並んでいるからです。
【鉄則18】商品ページ下部に「関連商品」の導線を貼る
商品ページの説明が終わった直後に、必ず「これを見た人はこんな商品も見ています」や「同じカテゴリの商品」へのリンク(バナー)を設置してください。
例えば、Tシャツのページなら、「色違い」「同じデザインの長袖」「合わせやすいパンツ」などを紹介します。RMSの「PC用商品説明文」や「スマートフォン用商品説明文」の中に、他商品へのリンク画像を並べるだけで、店舗内での回遊率(PV数)が上がり、あわせ買いの確率が高まります。
【鉄則19】カテゴリページ(トップページ)を作り込む
商品ページから「店舗のトップページ」に飛んだ時、何がどこにあるか分からない状態になっていませんか?トップページは店舗の顔です。
- 今売れているランキング
- 開催中のセール・クーポン情報
- 「送料無料の1,000円ポッキリ商品」コーナー
これらを分かりやすく配置し、「ウィンドウショッピング」を楽しめる空間を作ることで、滞在時間が伸び、ファン化につながります。
リピート施策:一見さんを常連客に変える
新規顧客を獲得するコストは、既存顧客に再購入してもらうコストの5倍かかると言われています(1:5の法則)。利益を安定させるには、リピーターの育成が不可欠です。
【鉄則20】メルマガは「最強のプッシュ通知」である
「今どきメルマガなんて誰も読まないでしょ?」と思っていませんか?実は楽天において、メルマガは依然として強力な売上装置です。特に、購入履歴のあるお客様(店舗リスト)への配信は、広告費が0円で済む最強の集客手段です。
毎日送る必要はありません。「スーパーSALE開始の1時間前」や「5と0のつく日」など、お客様が買い物をしようとしているタイミングに合わせて送ることが重要です。件名に【開始1時間限定50%OFF】といった強い言葉を入れ、開封率を高めましょう。
【鉄則21】サンキュークーポンで「次回の約束」を取り付ける
商品購入後に自動で配布される「サンキュークーポン」の設定は必須です。有効期限を「2ヶ月〜3ヶ月」に設定し、お客様が商品を使い切る頃や、次のシーズンが来る頃に思い出してもらうきっかけを作ります。
「クーポンの期限が切れそうだから、何か買うものないかな?」と再来訪してくれれば、広告費をかけずに売上を作ることができます。
この章では、利益を最大化する「客単価」と「リピート」戦略について解説しました。
次は楽天市場のお祭り、「スーパーSALE」や「お買い物マラソン」などのイベント時に、売上を作るための立ち回りについて解説します。
【イベント攻略】スーパーSALE・お買い物マラソンで「爆売れ」する準備
楽天市場の最大の特徴は、月間売上の50%〜70%が、わずか数日の「イベント期間」に作られるということです。平常時にどれだけ地道な種まき(SEOやページ改善)ができているかが、この収穫期に試されます。
「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」というビッグウェーブに乗り、過去最高売上を叩き出すための、実戦的な立ち回りを解説します。
「5と0のつく日」への一点集中
イベント期間中、すべての日に全力投球する必要はありません。楽天ユーザーは5と0のつく日(5日、10日、15日…)にポイント還元率が高くなることを熟知しており、購買行動はこの特定の日に集中します。
【鉄則22】広告予算とメルマガの「山」を作る
RPP広告の予算やCPC(入札単価)を、イベント期間中ずっと上げ続けるのは非効率です。「5と0のつく日」の前日夜から当日にかけて、ピンポイントで予算を増額してください。
メルマガやLINE配信も同様です。「本日は5のつく日!エントリーでお得!」という案内を、0時や20時などのゴールデンタイムに送ることで、待機していたユーザーを一気に刈り取ります。
「サーチ申請(半額サーチ)」で露出枠を勝ち取る
スーパーSALE期間中、普段の検索結果とは別に「スーパーSALEサーチ」という特設検索枠が出現します。ここに商品を掲載するには、事前の「サーチ申請」が必要です。
【鉄則23】「コピーページ」で安売りリスクを管理する
「半額にするのは利益的にきつい」と諦めていませんか?サーチ申請の審査を通すために、普段販売している商品ページ(元ページ)の価格を下げる必要はありません。
RMSの機能を使って、イベント専用のコピーページ(商品番号を変えた複製ページ)を作成し、そのページだけを期間眼底で半額や10%OFFに設定して申請を出します。これにより、元ページの価格やレビュー評価を守りつつ、イベントの集客枠だけを獲得し、店舗全体への入り口(フロントエンド商品)として機能させることができます。
スタートダッシュとラストスパートの演出
イベントは「初動」と「最後」が肝心です。
【鉄則24】「開始2時間限定クーポン」でランキングを狙う
多くのイベントでは「開始2時間限定・全品50%OFF」などの強力なクーポン企画が行われます。ここに参加し、イベント開始直後の20:00〜21:59にアクセスと注文を集中させることで、リアルタイムランキングの上位に食い込むことができます。
一度ランキングに入れば、その露出効果で、クーポンが使えない翌日以降も自然流入が継続します。最初の2時間は利益度外視で「順位を取りに行く」戦略も有効です。
【鉄則25】「ラスト5時間」の駆け込み需要を逃さない
イベント最終日の夜(21:00〜01:59)は、「買い忘れ」や「ポイント倍率アップのための買い回り」需要で、アクセスが急増します。「ラストスパート!ポイント+5倍」や「終了まで残り3時間!限定クーポン」といったバナーをトップページに掲出し、迷っている客の背中を押し切ってください。
地道だが一番大切。「分析」と「PDCA」の回し方
施策をやりっぱなしにしてはいけません。「なぜ売れたのか」「なぜ売れなかったのか」を数字で把握し分析することが大切です。
RMS「店舗カルテ」を見るべきポイント
RMSには膨大なデータがありますが、毎日見るべき指標は限られています。
【鉄則26】「売上」ではなく「中身」を見る
「昨日は10万円売れた、今日は5万円だった」と一喜一憂しても意味がありません。売上が下がった原因が、「アクセス数が減ったから(集客の問題)」なのか、「転換率が下がったから(ページや価格の問題)」なのか、「客単価が下がったから(商品構成の問題)」なのか。
これを特定しない限り、正しい対策は打てません。RMSの「店舗カルテ」>「日別アクセス数推移」を活用し、アクセス人数と転換率のグラフを毎日チェックする癖をつけてください。
【鉄則27】スマホ比率を直視する
「PCの方が画面が見やすいから」と、PCのデータばかり見ていませんか?店舗カルテでデバイス別のデータを確認してください。おそらく80%以上がスマートフォン経由のはずです。分析も改善も、常に「スマホ画面」を基準に行うこと。これが現代ECの鉄則です。
競合店舗定点観測
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。ライバル店の動きは、最高の教科書です。
【鉄則28】ライバルの「サムネイル」と「価格」を監視する
自店の売上が急に落ちた時、多くの場合、競合店が何かを仕掛けています。
- ライバルが「サムネイル」を変えていないか?(より目立つ画像になった)
- ライバルが「クーポン」を発行していないか?
- ライバルが「広告」枠を占有していないか?
これらを週に一度チェックし、負けている要素があれば即座に対応します。ECは相対評価の世界です。お客様は常に比較していることを忘れないでください。
まとめ:優先順位を決めて施策を実行するのがポイント
売上 = アクセス人数 × 転換率(CVR) × 客単価
あなたが今やるべきことは、「自分の店は、今どこが弱いのか?」を冷静に見極め、本記事で紹介した施策を一つずつ、愚直に実行することです。
- 画像が暗いなら、サムネイルを明るく作り直す。
- アクセスがないなら、サジェストキーワードを入れ直す。
- リピーターがいないなら、サンキュークーポンを設定する。
正しい手順で施策を実行すれば、楽天は必ず成果(売上)という形で答えてくれる、非常にフェアな市場でもあります。売上に課題を感じている方はぜひお試しください。
TSUMUGUでは「記事の内容は理解できたが、リソースが足りない」「自店の商品ジャンルだと、どの施策を優先すべきか判断できない」「プロの視点で、具体的なロードマップを引いてほしい」で悩んでいる企業さまにD2C創業者、自社ブランド立ち上げ経験者、ブランドマネージャーの”経験者”が伴走支援します。「自社ECサイト or 楽天市場の店舗」で課題を感じている方はお気軽にご相談ください。⇒まずは課題を相談する(無料)






















